■ 2017-10-27

FMY Friday Special Report

あー楽しかった特別展!
ただ今山口県立美術館では12月10日まで
「創建1250年記念 奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」と
題して特別展を開催中です。

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詳しいお話を学芸員の福田さんに伺いました。
放送を聴いて、仏教の世界をお楽しみいただけましたか?
あー楽しかった!!←2回目(笑)

東大寺を創建した聖武天皇の娘、称徳天皇が創建したのが西大寺です。
当時、東大寺と並ぶくらいの大きなお寺でした。
その歴史ある西大寺とゆかりの寺院に伝わる超一級の彫刻・絵画・工芸品など奈良時代から江戸時代の優れた仏教美術の名品が集結しています。


名品の数は約80件!
その中でも国の宝である
国宝は7件、重要文化財は39件。
国の宝ですよ!!!
西大寺に7件もあるのがすごいですが、その名品をその目で、
間近にご覧いただけます。
そんなことなかなかないのでは?




西大寺のメインの仏像である「釈迦如来立像」もあります。
オーラ?が違いましたね、、
身長は167センチなんですって。
もっと大きく感じましたが、
やはりそれはその仏像がもつ力があるから
大きく感じたのかな。




その近くには、叡尊さんの仏像もあります。
昨年国宝に指定されたそうです。80歳のお姿なんですって!
じっと見ましたが、リアルに人間らしく作られていましたよ。
細かい血管も表現されていました。

80件のうち、仏像は28件

私がすごいなと思ったのは、第一章で紹介されていた十二天像。
約1000年前の作品なのですが、美しく豊かな色彩で
当時の方の技術に感動しました。
作品からなかなか離れることができませんでした。

また皆さんに何度も特別展をお楽しみいただけるよう
前期・後期と別れており、十二天像も後期には地天・日天に変わるそうですよ。

そして、期間限定公開の秘仏も登場!
展示期間は11月21日からで
仏像ファンのベスト10に入る名品
「愛染明王坐像」
手は6本あり、弓を持っていて元軍襲来のときに
叡尊が祈祷をしていたとき
愛染明王が弓を打って神風を吹かせ、元軍を追い払ったという伝説もあるとか・・・その「あいぜんみょうおう」もご覧いただけます。

その他には山口を含めた西大寺と縁の深い中国・九州、
山口ですと周防・長門の両国分寺からも貴重な宝物を出品いただいてるのでこの機会にこちらも見てくださいね。こちらは第三章に紹介されていました。

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私は音声ガイドを持ってまわりました。
今回西大寺とゆかりの深い
市川海老蔵さんがスペシャルナビゲーターも務めていらっしゃるので
ぜひ海老蔵さんのお声とともに仏教美術の世界を楽しんでください。

詳しくは街路樹が色づいてきた
山口県立美術館のHPhttp://www.yma-web.jp/を覗いて下さいね。

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「一味和合」
一つの味を一緒に味わい、隣の人と助け合い、結束力を深めることが
大切なんだと伝えてこられた叡尊さん。


今もなお、称徳天皇や叡尊さんの思いである
「平和への願い」が受け継がれている西大寺の旅へ
いってらっしゃい!

※館内での写真は許可をいただいて撮影し、掲載しております。



| Category: Friday Special Report | posted at 18:54 | by 藤澤香織 |

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