■ 2020-08-21

FMY Friday Speical Report~山口県立山口博物館編~

チャラランランラ~チャラランランラ~チャララ~…と、某ハリウッド大作映画のテーマが聴こえてきそうなコチラの特別企画展!



「生物の進化と恐竜ワールド」!山口県立山口博物館で絶賛開催中です。
恐竜好きさん・歴史好きさんに加えて…夏休みの自由研究のテーマ探しにもピッタリなので小中学生の皆様、その親御さんにも嬉しい企画なのではないでしょうか(#^.^#)

見所について詳しく解説してくださったのは担当のお話上手な赤崎絵里さんです。



ガラスケースの中にズラリと並ぶ植物や昆虫や魚などの化石が迎えてくれる特別展は…
・第1章【探検!!6億年のタイムトンネル】
・第2章【発見!!恐竜ワールドへGo!】
・第3章【やまぐちで躍動する古生物たち】
…の、3つのゾーンに分かれています。

第1章【探検!!6億年のタイムトンネル】では原生代エディアカラ紀~新世代第4紀までの様々な生物たちの貴重な化石や骨格標本などが60点展示されています。



お馴染みのアンモナイトは大小様々なぐるぐるのうずまき型だけではなく、さながら日本刀のような棒状の形のものから羊のツノのような螺旋の形をしたものが展示されていて驚きました!
一つの生命体が時代の気象状況や生命ピラミッドに合わせて姿形から居住地域を少しずつ少しずつ変化させながら進化していく過程を時系列で辿ることができるので、前進するべくして進化したのだな…と自然に頭に入ってきました。



個人的には魚のヒレが発達して手足の役割を果たし始めて海から陸へ上陸を果たした両生類への進化が歴史的ターニングポイントだったと思います!

第2章【発見!!恐竜ワールドへGo!】ではタルポサウルスやカムイサウルスなどの恐竜の全体像の骨格標本だけでなく、歯や爪や糞(←磨かれてとてもキレイでした…!)などの恐竜を形作る細部のパーツまで間近で20点、じっくり観察することが出来ます。

ここでは躍動感タップリに「ウオ~!」と雄たけびを上げるティラノサウルスに会うこともできるんです。お写真撮影もOKなので、是非ご来場の際はタイムスリップ気分でパシャリしてみてくださいネ。(近付くのに勇気がいるほど迫力満点です★でもどこか可愛らしくもあるんですよ~)



最後に第3章【やまぐちで躍動する古生物たち】ゾーンでは下関市や美祢市で発掘された化石が展示されています。こちらは下関で発見されたムルティフィスウーリトゥス・シモノセキエンシス(新種)の卵。時をかけた調査を経て卵だったと発覚されたのだそうです。



(…んんん?この時間の流れを感じさせる赤と青の見覚えのあるような風呂敷…ではなくシート。何か頻繁にタイムトラベルして冒険に出掛けるアニメの秘密道具を想像させてくれますね((三°♀°三)) )

産まれる前の状態で何億年も、私たちが暮らす大地の下に眠り続けていたのだと思うと…何とも言えない時代を超えたロマンを感じます。
このゾーンでは大地の成り立ちも学ぶことができるので、山口県の地質が記されているタペストリーと照らし合わせてご自分がお住まいの地域の地質をチェックしてみるのも楽しそうです。



まだまだ山口県の大地の下で沢山の化石が潜んでいる可能性もあるかもしれません(^^♪私たち現代人、そして大陸自体もまだまだ進化の途中。この夏は物言わぬ化石たちが示してくれる膨大な時の流れに触れて未来へつながる生命のバトンの繋がりに想いを馳せてみてください。

★生物の進化と恐竜ワールド@山口県立山口博物館★
8月7日(金)~9月22日(火)/9:00~16:00(入館は16:00まで)
※月曜・火曜休館(9月21日(月)・22日(火)は開館)
一般¥1000/学生・70歳以上のシニアの方¥650
※19歳未満の方は無料で観覧できます

新型コロナウイルス対策の為に事前予約制となています!
山口県立山口博物館公式HPから事前予約を行ってから足を運ばれてくださいネ(*^-^*)

\プチおみやげに無料配布されている特製塗り絵もどうぞ♪/



| Category: Friday Special Report | posted at 23:51 | by 瀬来未央 |

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