■ 2021-01-29

Friday Special Report~周南コンビナート絶景スポットご紹介編~

今年も日本アカデミー賞が発表される時期がやってきましたね!
コロナ禍の中でも沢山の魅力な作品が生まれた日本映画界。
中でもアニメ大好きな私が個人的に毎年注目しているのは“優秀アニメーション作品賞”枠です。

大ヒットを飛ばした「鬼滅の刃」や「STAND BY ME ドラえもん2」などと並んで賞を獲得したのは…「えんとつ町のプぺル」!!
お笑い芸人(兼、いまやマルチクリエイターの)キングコングの西野亮廣さんが原作を執筆し、映画化にあたっては総合プロデューサーを務められたこと、そして映画公開を記念してインターネット上で原作絵本の全ページを無料公開するという粋で太っ腹なキャンペーンを行ったことでも話題になりました。

“夢を語る人が笑われる世の中であってはいけない”というメッセージが込められた「えんとつ町のプぺル」は親子の愛情物語でもあり、少年同士の友情物語であり、主人公でありながら一人ぼっちだったルビッチ少年の成長譚でもあり、冒険ロマンも感じられるアドベンチャー作品でもあります。私も娘と観に行きましたが…笑いながら、泣きながらスクリーンに向き合っている内に勇気をもらえるような温かいストーリーでした(*^-^*)

キャラクターの可愛らしさも去ることながら立体感ある映像が、終始まあ美しいのですが…物語の舞台となった「えんとつ町」のモデルの土地の一つに山口県は周南市が選ばれているのはご存知でしたか?

物語を象徴するえんとつが町中に沢山立ち並んだえんとつ町。
(実はこの“えんとつ”に町の秘密が隠されているのですが、どんな秘密かは映画を観た方だけのお楽しみ!ということで(#^.^#))
参考になっているのは私達にとって身近な周南市の瀬戸内海側に形成されている石油化学コンビナート…通称・周南コンビナートだったとは驚きですが≪日本夜景遺産≫にも認定されているほど幻想的な美しさを放っていることを思えば納得のチョイスです(地元民としての謎の自信)。

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RPGの世界の中に出てきそうな工場夜景を鑑賞できるスポットは周南市内にいくつかあるのですが…今週のハピふラでは、生まれ育ちが周南市である瀬来の目線から鑑賞オススメスポットを3ヶ所ご紹介させていただきました!

★周南大橋…周南市新南陽地区に在る周南大橋。県道172号線と埋め立て地を繫ぐこの橋は県内でも3番目の長さを誇ります。この大きな橋から臨む、夜の暗い海に浮かぶ物言わぬ無数の光の群れ…痺れます。(安全の為に橋上は駐停車禁止なので鑑賞の際はお車ではなく、歩道から眺められてくださいネ)

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★晴海親水公園…JR徳山駅新幹線口から工場地帯に向かって徒歩約10分。
ヤシの木が植えられた公園からは全国でも珍しい南国風のロケーションと工場夜景のコラボレーションが楽しめます。

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★入船町の小さな漁港…こちらは本当に地元民のみぞ知るローカルスポットではないかなと思うのですが……晴海親水公園近くのフェリー乗り場付近の堤防沿いを新南陽方面に向かってトコトコ歩くこと約10分。小さな小さな漁港が(船着き場)あるんです!停泊している小型船の向こうに見える工場夜景は別世界のようでどことなく切ない雰囲気を纏って目に映ります。(隠れ家的な場所なので明るい内のお散歩がてら、探してみてください♪)

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他にも金剛山や永源山や太華山など高台から見下ろす工場夜景も広範囲で輝く光に惹き付けられるのでオススメです◎
(また余談ですが、このブログを書いている1月29日は「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクターデザイン担当でもお馴染みの貞本義行先生のお誕生日。貞本先生といえば周南市ご出身ですがエヴァのメカニックな世界観と工場が連なる周南市の風景は何か通じるものがありますよね。)

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無機質なビジュアルでありながら工場内では何百人という人が夜の深い時間までエネルギーを生み出すために精を出されていると思うと、込み上げてくるものがあります…!
是非えんとつ町に想いを馳せながら、もくもく煙を吐き出すえんとつに注目して周南市の工場夜景を鑑賞されてみてはいかがでしょうか☆☆


| Category: Friday Special Report | posted at 21:44 | by 瀬来未央 |

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