■ 2021-04-23

FMY Friday Special Report~GWはDLやまぐち号に乗って編~

早いもので4月も後半に差し掛かり、間も無く大型連休がやってきますね。
ゴールデンウイークのご予定は、皆様もうお決まりでしょうか??

今日はゼロスタのとっても近く…新山口駅からリポートをお届けしました。
新山口駅といえば在来線や新幹線の運行と併せて、島根県津和野町を目指して走る大人気の観光列車「SLやまぐち号」の出発地点。旅の始まりのワクワク感に包まれた駅です。

例年3月から期間限定で沢山の乗客を運ぶSLやまぐち号ですが、牽引する蒸気機関車C57-1号機(貴婦人の愛称で親しまれています)、そしてお馴染みのデゴイチことD51-200号機は現在、検査・修繕を実施中…。

絶賛メンテナンス中ということは今時期は機関車は走っていないのでしょうか?
JR西日本の雪矢みかさんにドキドキしながら伺ったところ…今年の3月から9月の期間は何と特別に!「DLやまぐち号」として普段は中々乗車することのできないディーゼル機関車による牽引が行われているのだそうです!

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(この陸の玄関口・新山口駅から出発進行します!
DLやまぐち号のお写真はJR西日本公式HPからお借りしています)

ディーゼル機関車は1960年代から客車や貨車を牽引して、以前は全国各地で活躍していましたが、現在では数を減らしている為に全国的にも貴重な存在。
なかなかお目に掛かれないレアな車種であり、揺れが少なく乗り心地が良いことも相まって令和の時代も根強いファンに愛されているそうですよ。
このDLやまぐち号、ディーゼル機関車が牽引する「35系レトロ客車」は、2018年にブルーリボン賞も獲得しています(ブルーリボン賞…鉄道ファンから、年間で最も優れた車両として選出された車両に贈られる名誉な賞)!!

35系レトロ客車は山口市にお住まいの方であれば走行中の姿を目にしたことがあるかもしれませんね。
35系レトロ客車は車内の構造や窓辺に揺れるカーテンの布地など、SL全盛期の旧型客車を隅々までリアルにこだわって再現した客車となっています。
木の温かみのある趣のある空間でありながらも、資料展示コーナーや地元特産品販売カウンターなども備わっていて、旧時代と現代のコラボを果たしている≪新しいけれど、レトロな客車≫なんです。
昔ながらの歴史を感じる車内に、コンセントや空気清浄機が完備してあるコントラストが魅力的(#^.^#)

SLは蒸気機関を動力としているのでモクモクと力強い煙を吐き出しながら走る様子が特徴的ですが、この度運行しているDLはディーゼルエンジン搭載の為に排出される煙量が少ないので窓を開けて瑞々しい新緑の香りが溶け込んだ空気を感じながら汽車旅を満喫できるところも嬉しいですよね。

5月1日(土)から5日(水)の期間は特別に終着駅の津和野駅で転写台に乗せて「回転展示」も行われます!様々なアングルから思い出の写真を収めることができるチャンスですね。


JR西日本では、利用される皆様に安全に鉄道の旅を楽しんでもらえるよう列車内の換気や消毒をシッカリと徹底してコロナウイルス感染対策にも万全に取り組まれていらっしゃいます。
まだDL機関車に乗ったことがないなぁ~という方はこの機会に乗車して、身近な地元の魅力を再発見するプチ旅に出てみられてはいかがでしょうか。

間も無くやってくるゴールデンウイーク期間…4月29日(木)から5月5日(水)はDLやまぐち号は毎日運行しますよ◎
グリーン車はほぼ満席となっているそうですが、普通指定席はまだまだご予約可能ということですので、【JRおでかけネット】またはJR西日本の各駅の窓口から詳細や最新の運行情報をお気軽にお問い合わせください。

山口県ではSL・DLの他にも和と洋の空間を車両で繫ぐ「〇〇のはなし」と冠した観光列車も新下関から東萩間で運行中(はぎ・ながと・しものせきの頭文字から名付けられています)。JR山陰線では日本海の雄大な美しさを窓から眺めながら列車に揺られる穏やかな時間を過ごせること間違い無しなので、是非「〇〇のはなし」にも乗車されてみてくださいね。

今年のゴールデンウイークは自然豊かな山口県をのんびりと汽車で旅して過ごすのも素敵かもしれません(*^o^*)


| Category: Friday Special Report | posted at 23:22 | by 瀬来未央 |

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