PUSH ONE バックナンバー 2019年 洋楽

曲名 アーティスト名 コメント
DEC About Work the Dancefloor (Edit) Georgia ロンドンの北西部出身の女性シンガーソングライター/マルチプレイヤーのジョージア。80年代のシンセポップサウンドに強く影響され、一年間のスタジオワークを経て作り上げられた本アルバムは、ダンスフロアの多幸感とエネルギーをそのまま閉じ込めたような作品に仕上がった。まさに80〜90年代のハウス・テクノには欠かせない909のドラムサンプルを駆使し、アルバムを通して聞こえるシンセサウンドも全てアナログ機材というこだわりを見せている。一人ステージに立ち、ドラムパッドを叩きながら歌うライブパフォーマンスは圧巻。今ヨーロッパやアメリカを中心に全世界でその音楽的才能が高く評価されており、グラストンベリーやレーパーバーンといった世界各地の大型音楽フェスなどに出演し、着実に人気を高めている。
NOV The Runner FOALS 英オックスフォード出身、ヤニス・フィリッパケス(vo/g)、ジミー・スミス(g)、ジャック・ベヴァン(ds)、エドウィン・コングリーヴ(key)からなる4人組のロックバンド、フォールズ。プロデューサーにデヴィッド・シーテック(TVオン・ザ・レディオ)を迎え制作されたデビュー・アルバム『アンチドーツ(解毒剤)』(2008年)は全英アルバム・チャート初登場3位を獲得。その後発売された<2nd AL>『トータル・ライフ・フォーエヴァー』(2010年)、<3rd AL>『ホーリー・ファイア』(2013年)、<4th AL>『ホワット・ウェント・ダウン』(2015年)を含む、全オリジナル・アルバムが、全英チャートにてTOP10入りを果たしている、現代の英国ロックを代表するバンド。ゼロ年代から「非オーソドックス」を探求し続け、この10年の間に、フォールズは海外大型フェスティヴァルのヘッドライナーを飾る唯一無二なバンドへと進化を遂げ、2019年、共通のテーマ、アートワーク、タイトルをもつ、2枚の新作『エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト』を発表することをアナウンス。その「パート1」が、3月8日に全世界で発売となり今年のサマーソニックでは圧倒的なライブを披露した。そして「パート2」リリースが10月に決定。直感的な激しさが爆発する新曲「Black Bull」、そして「The Runner」が公開された。「2発目の爆薬」と自ら表現するキャリア最高傑作とともに、6年ぶりとなる待望の単独ツアーが2020年3月に決定した。
OCT Part U Vivien Yap シンガポール出身の女性シンガーソングライター。Corinne Bailey Raeの" ソウルネス" とJason Mraz の" ポップセンス" を併せ持つ、南国の風のような、穏やかで心地よいサウンドで聞くものを魅了するVivien Yap。全く無名の新人でありながら、spotify で多くのプレイリストにピックアップされたデビューシングル「PartU」が大ヒットを記録。そして、SSW の枠に収まりきらない美しいコーラスワークと可愛いアレンジ、おとぎ話のような楽曲毎のストーリー展開が詰まった本作が完成。南国の少女から届けられた美しく、誠実で、深い愛に満ちた1st EP 「Fables」日本限定発売。
SEP Serbia Drums !!!(チック・チック・チック) ディスコ〜ハウス〜ファンク〜ロックを大胆に横断し、最狂のライブバンドと謳われる人気バンド!!!(チック・チック・チック)が通算8枚目となるニュー・アルバム『Wallop』をリリース!!!「Off TheGrid」、「UR Paranoid」、「SerbiaDrums」といった先行シングルを筆頭に否が応にも体と心が踊り出す楽曲を搭載した本作では、ニック・オファーとともにアルバム全編に渡ってヴォーカルを務めるミアー・ペースに加えて、友人でもあるライアーズのフロントマン、アンガス・アンドリューや、シンク・ヤ・ティースのマリア・ウーゾル、グラッサー名義の活動で知られるキャメロン・メシロウらも参加。プロデューサーには、元アリエル・ピンクス・ホーンテッド・グラフィティで、ベックやザ・ヴァクシーンズの作品などを手がけたコール・M・グライフ・ニールやホーリー・ファックのグラハム・ウォルシュ、長年のコラボレーターであるパトリック・フォードが名を連ねている。国内盤にはボーナストラック「Do The Dial Tone」が追加収録され、歌詞対訳と解説書が封入。また限定輸入盤LPは、グリーン・ヴァイナルとピンク・ヴァイナルの二枚組仕様となっている。
AUG Cigarettes Tash Sultana オーストラリア・メルボルン出身のシンガーソングライター、マルチ・インストゥルメンタリスト。
ストリート・ミュージシャンとして活動していた模様がソーシャル・メディアで動画投稿され、口コミを通して瞬く間に話題を呼び、無名ながらも2017年3月にリリースしたデビューEP『Notion』が母国オーストラリア・チャート39位を記録し大きな注目を集めたシンガー・ソングライターのタッシュ・サルタナ。海外メディアでは“ジミヘンの再来”と比喩されることも多く、ギターに加え20種類以上もの楽器とエフェクターを駆使したパフォーマンスが大きな話題を呼んでいる。
2018年8月にリリースしたデビュー・フル・アルバム『Flow State』(今作)がオーストラリア・チャート2位を獲得すると、翌年以降<コーチェラ2018>や<ロラパルーザ2019>など数々の大型フェスティバルへの出演を果たす一方で、英アート・ファッション誌POP MAGAZINEが毎年発表する<POP AWARDS>では見事「Album Of The Year」「Emerging Artist Of The Year」の2部門を受賞。2019年で開催20周年を迎える〈サマーソニック2019〉への出演も決定している。
JUL Pink & Blue TYCHO サンフランシスコを拠点に活動するScott Hansen(スコット・ハンセン)によるミュージック・プロジェクト。2002年にセルフ・リリースにて『The Science of Patterns EP』をリリースしてデビュー。2004年にファースト・アルバム『Sunrise Projector』を自主レーベル、Gammaphoneからリリース。このアルバムは程なく廃盤となるが、2006年には曲を一部新曲に入れ替えリマスターし、リミックスを加え、さらにはアートワーク、そしてタイトルも『Past Is Prologue』と一新して2000枚限定でMerckからリイシューされた。その後名門Ghostly Internationalと契約し、デジタルとヴァイナルでのEPリリースを経て、2011年にセカンド・フル・アルバム『Dive』をリリース。その頃からバンド編成でのライヴを開始し、『Dive』にも参加していた盟友Zac Brown(ベース、ギター)と、Nitemovesとしても活動しているRory O’connor(ドラム)にメンバーが固定されると、正式なバンド形態へと拡張。2013年にはTAICO CLUBにて初来日を果たす。独特のレトロ・テイストのローファイ感を基調とつつ、エレクトロニカ〜アンビエント〜ドリームポップ〜ポストロックまでを股にかけるサウンドは多岐に渡るリスナーに支持されている。『WEATHER』は初めてヴォーカルを大々的にフィーチャーした作品。リードシングルとなった「Pink&Blue」は音数を効果的に絞ることでゆるやかなグルーヴを生み出し、メロディが際立つティコ流のシンセ・ポップとして完成されている。
JUN I know How you Feel Meja スウェーデン発のダンス・ミュージック・ユニット、レガシー・オブ・サウンドのヴォーカルとして2枚のアルバムに参加した後、1996年(平成8年)4月に、アルバム『メイヤ』でソロ・デビュー。その年を象徴する特大ラジオ・ヒットとなった「How Crazy Are You?(クレイジー)」に象徴される、アコースティックを基調とした透明感溢れるサウンドと爽やかな歌声が、当時のスウェディッシュ・ポップ・ムーヴメントの中核として日本で熱狂的に受け入れられ、80万枚以上のセールスを記録したMEJA。『コズミック・サーファー』と題されたニュー・アルバムは、リード・トラックの「I Know How You Feel」を手掛けたビリー・スタインバーグ(シンディ・ローパー、ホイットニー・ヒューストン、セリーヌ・ディオンほか)を筆頭に、エリック・バジリアン(パティ・スミス、デズリーほか)、ステファン・リプソン(アニー・レノックスほか)、ジョシュ・アレクサンダー(ウィーザー)ら豪華ソングライター陣が参加。日本のファンの記憶にいまも鮮明に残るメイヤと現在のメイヤが違和感なく融合したポップ・アルバムに仕上がっている。メイヤは今回のリリースに際し、以下の様にコメントしている。“今回のニュー・アルバムは、私がずっと大切に思っている日本のファンの皆さんへの感謝を込めて、日本だけの特別なエディションでお届けします。セルフ・カヴァーで収録した曲を含めて、昔からのファンの皆さんにも、今回初めて私の曲を聴く人にも楽しんでもらえると嬉しいです”
MAY Harmony Hall (Radio Edit) VAMPIRE WEEKEND 2006年、米NYコロンビア大学在学中に、エズラ・クーニグ(Vo/G)、ロスタム・バトマングリ(Kb/Vo)、クリス・バイオ(B)、クリストファー・トムソン(Dr)の4名で結成されたロック・バンド。そのユニークなサウンドと圧倒的ライヴ・パフォーマンスが早期から注目を集め、激しい争奪戦の末インディー・レーベル<XL Recordings>と契約。2008年にリリースされたデビュー・アルバム『ヴァンパイア・ウィークエンド』はデビュー作にして全米・全英チャートいずれもトップ20入りを果たした。その後セカンド・アルバム『コントラ』(2010)は全米チャート1位を獲得し、グラミー賞にもノミネート。三作目『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』(2013)では2作連続となる全米チャート1位を記録し、インディー・ロック・バンド史上初の2作連続全米1位という快挙を達成。同作は第56回グラミー賞<最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム>賞を受賞した。2016年にはロスタム・バトマングリが脱退を発表。エズラ(Vo/G)はソングライター/プロデューサーとして参加したビヨンセ「ホールド・アップ」(アルバム『レモネード』収録)で、第59回グラミー賞ノミネートを獲得、また2017年にはNetflix独占配信アニメーション『ネオ・ヨキオ』を製作するなど、活躍の場を益々拡大。2018年には4年振りとなる来日を果たし、<フジ・ロックフェスティバル>のグリーン・ステージに登場。新作リリースへの期待が高まる中、2019年、レーベルをコロンビアへ移籍し、6年振り新作『ファーザー・オブ・ザ・ブライド』をリリースした。
APR Superpowers H.E.R.O. Vocal クリストファー・スティアネ、Guitar ソレン・イテノフ、Drums アナス“アンディ”・キルケゴールのデンマークのロック・トリオ。それぞれが音楽において独自のバックグラウンドとプロフェッショナルなキャリアを持つ3人の男たちが新しく他と異なるものを作るという共通の目標をもって力を合わせると、クリエイティヴな民主主義が生まれる。リード・シンガーのクリストファー・スティアネはプロデューサー、シンガー、ソングライターとして活動する。同様に、ギタリストのソレン・イテノフとドラマーのアナス・キルケゴールも、デンマークの音楽界において着実に経歴を積み上げてきた。3つの異なるキャリアパスにより、H.E.R.O.は限りないインスピレーションの源と、様々なジャンルや作曲スタイルの間を行き来する機会を与えられている。
彼らは「タック・ロック」(訳注:デンマークのビール・メーカー「ロイヤル・ビア」(Royal Beer)提供の新人支援プロジェクト)のアンバサダー、ディジー・ミズ・リジーによって「明日のロック・スター」に任命された。また、デンマークのサイト「Kulturanstalten.dk」は彼らを「現時点のロック界のステージにおいて、他のどんなバンドとも違う音がするデンマークの新人バンド」と称している。
MAR Selfish feat. Cleo Sol LITTLE SIMZ ジャンルを往来するサウンドと真摯なリリックで、ケンドリック・ラマーをはじめゴリラズ、アンダーソン・パック、アブ・ソウル、ローリン・ヒルら錚々たるアーティストたちを魅了するフィメール・ラッパー、リトル・シムズ。自身の3枚目となるアルバム『GREY Area』が3月1日(金)にリリース。今作ではネオソウル、ディープファンクとエクスペリメンタル・ポップが見事に融合されながらも、彼女のルーツであるヒップホップとグライムの要素はそのままに、彼女自身のパーソナルな体験と社会風刺を同時に詰め込んだ包み隠しのない素直なリリックが次々と重なっていく内容だ。このアルバム発表と同時に、ソウルフルな歌声を持つロンドンのシンガーソングライター、クレオ・ソルをフィーチャーした新曲「Selfish」もMVと共に公開。本楽曲は、既に公開されている「Offene」「Boss」「101 FM」に続き4曲目のシングルで、シムズが生まれ持つ類稀なラップの才能と、ソルのキャッチーなコーラスが合わさった心地よいファンク要素を含む1曲となっている。北ロンドン出身、9歳からラップを始めた弱冠24歳の彼女は、すでに先鋭的な孤高のヒップホップアーティストとして幼い頃の自身の夢をとうに追い越した次元に達している。その姿にインスパイアされた次の世代を牽引する存在になっていくだろう。
FEB Focus H.E.R. 音楽一家の両親の元、3歳の頃からピアノ、ギター、ベース、ドラムなど複数の楽器の練習を開始し、5歳の頃には作詞作曲もスタート。13歳の時には<BET Awards>でパフォーマンスするなど若くして大きな舞台で経験を積み、“アリシア・キーズの再来”と言われるほど大きな注目を浴びてきたH.E.R.。その後マライア・キャリー、ジョン・レジェンド、クリス・ブラウン等を手掛けてきた人気プロデューサー= DJキャンパーのバックアップの元、2016年にEP『H.E.R. Vol.1』でデビューし、『フォーブス』誌や『ローリング・ストーン』をはじめとする世界中の主要音楽メディアが絶賛。そして2017年10月にリリースしたデビュー・フルアルバム『H.E.R.』(今作)は全米R&Bチャート8位を記録するだけでなく、翌11月に開催されたアメリカの主要都市を廻るツアー<The Lights On Tour>はチケットが数分で完売。さらに今年12月には同アルバムがアメリカでゴールド・ディスクに認定されるなど、正に人気と実力を兼ね備えたシンガー。第61回グラミー賞主要部門「最優秀アルバム賞」にノミネート中の今作『H.E.R.』は、歌詞を含めほぼ全曲の制作にH.E.R.自身も携わっており、「最優秀R&Bソング賞」にノミネートされたシングル「フォーカス」他、シンガーソングライターのダニエル・シーザーを「ベスト・パート」など全21曲を収録。
JAN Alright JAIN フランスのトゥールーズ生まれ、ドバイ・アブダビ・コンゴ育ち、国際色豊かな感性を更にパリのアートスクールで磨きをかけて出来上がった唯一無二の26歳。フランスのポーでドラム、中東でアラビック・パーカッション、コンゴで音楽のプログラミングを学ぶ。フレンチ・テクノやアラビアン・ビート、アフリカン・リズム等彼女ならではの音楽的影響と、絶妙に癖になるメロディが特徴的な、ユニークで、そして癖になるポップ・ソングで全世界を魅了中。2016年にリリースされたデビュー・アルバム『ザナカ』のストリーミング総再生数は3億回を超え、YouTubeではシングル「カム」が9,000万回、「マケバ」は6,000万回という総再生回数を叩き出すなどいきなり大注目を集める。「マケバ」は、2017年3月にコールドプレイのクリス・マーティンが自身のSNSで“今お気に入りの曲”として紹介し、翌年の第60回グラミー賞で「最優秀ミュージック・ビデオ賞」にノミネート。2018年8月に待望の2nd AL『ソウルジャー』をリリースし、彼女のトレードマーク的"癖になるポップ・メロディ"が光る先行シングルの”Alright"をひっさげ全世界をツアー中。今年11月に行われたフランス最大の音楽授賞式<NRJミュージック・アワード>で「最優秀フランス人女性アーティスト賞(French Female Artist Of The Year)」を受賞。