山口県立下関中等教育学校

山口県立下関中等教育学校を訪ねて

第21回リポートの舞台は、下関市の彦島にある山口県立下関中等教育学校に来ています。吉村勇治校長先生と生徒会長の新谷君にお話を伺いました。    

下関中等教育学校について

下関中等は平成16年度に開校し一昨年創立20周年を迎えた、県内唯一の県立中等教育学校です。中学校から高等学校にあたる6年間を「前期課程」「後期課程と分けて教育にあたり、独自のクラス編成やカリキュラム編成を行いながら、落ち着いた環境の中、子どもたちの「学力」「人間力」の育成に力を入れている学校です。

中等教育学校🏫

下関中等教育学校の特色について

学習面では、3回生(中3)の後半から高校での教育内容を先取り学習し、早い時期から、大学入試を意識した学習に取り組んでいます。昨年度も九州大学・名古屋大学をはじめとした難関大学や、山口大学・下関市立大学などの地元国公立大学、そして上智大学、同志社大学など私立大学も多数合格しています。また、「少人数指導」や「習熟度別授業」はもちろんのこと、志望校に応じた個別指導や外部講師による学習ツールの使用や学力向上指導等を実施し、生徒のサポートを充実させています。 

心強いサポートについて

大学受験に向けてのカリキュラムもそうですが、クラスを2つの集団に分け、それぞれに担任教員が付いて細やかな指導を行うチューター制」や、学年を超えた交流として、上級生が先生となり下級生に授業をしたり、下級生の模範として様々な指導を行ったりする「リトルティーチャー制」も行っているので、小学校から新しい環境に変わって不安を抱えるお子様も安心して学校生活を過ごしてもらえると思います。また、下関中等は文部科学省が2024年から開始した、未来のデジタル人材の育成を目的とする「DXハイスクール採択校」です。デジタル分野に重点を置いたカリキュラムを導入し、ICTを活用した探究的な学びを強化したり、企業や高校・大学、海外と連携し、実践的な学びの機会を提供したりするなど、リーダーシップや協働する力、グローバルな視野をもつ人材の育成に尽力したいと思っています。

学校周辺は自然豊か🌳

生徒会長新谷君の下関中等学校への思いについて

下関中等では6学年が一体となり活動する機会が多くあります。えば、9月末に体育大会が開催されるのですが、その練習期間には生徒が主体となり学年を超えて練習をしています。私自身そのような行事の中で先輩方の姿からたくさん学び、成長できたことを実感していて、6学年が同じ校舎で過ごしているこの環境に魅力を感じています。 

新谷君が印象に残っている学校生活の思い出とは?

今年の文化祭です。「煌めき、青春のONEDAYパスポート」というテーマで行われ、下関中等がまるでテーマパークのようになり、生徒がキャストとしてもゲストとしても楽しむことが出来ました。同じクラスの仲間たちと協力して作り上げた自分達だけでのオリジナルアトラクションは最高でした。下関中等では、学習面はもちろんのこと部活動や生徒会活動、国際交流、学校外での課外活動など、自分の目標達成の為、挑戦し頑張れる環境があります。また、下関中等は生徒が先生となるリトルティーチャー制が盛んで、自分分からなかったものを気軽に先輩に聞くことができます。

下関中等教育学校『学校説明会』について

日時:9月13日(土曜日)午前9時30分〜
※事前の申込が必要なので詳しくは下関中等教育学校のホームページをご確認ください。
締切:9月2日(火曜日)
学校説明会では体験授業を受けたり、新谷君達とお話も出来たりしますので是非下関中等教育学校がどんな学校なのかを実際に見て体感してみてください。
また、令和8年度の選抜試験が12月20日(土曜日)に実施されます。出願は、12月1日(月曜日)から12月5日(金曜日)までとなっています今年度から、住所が県外でも通学可能であれば受験ができるようになったので、北九州市在住の方も受験することができます。

21回目のリポートについて

楽しそうに学校生活について話す新谷くんを見て本当に充実しているんだなと微笑ましく感じました。学生時代が懐かしいです。進路に悩んでる学生さんや親御さんは是非、中等教育学校の学校説明会を聞きに行ってくださいね。
次回のリポートもお楽しみに😃

吉村勇治校長先生と新谷君とパシャり📸

山口県立下関中等教育学校

山口県下関市彦島老町2丁目21-1
Tel. 083-266-4100

●下関中等教育学校HP