『株式会社サクセス・アイ』前半
山口県で毎週木曜日にお届けしている「コスモ アースコンシャス アクト 未来へのメッセージ in 山口」。
今回は、山口県宇部市で竹炭・竹酢関連製品や炭焼窯を製造・販売している会社「株式会社サクセス・アイ」代表の新野恵子(にいのけいこ)さんにお話を伺いました。
放置竹林を宝に変える。山口県から発信する「竹炭」の新しい可能性
新野恵子さんがこの世界に足を踏み入れるきっかけとなったのは、ご主人の新野誠二さんが手がける「竹炭アート」との出会いでした。
それまで「炭」に対して抱いていた「古臭いイメージ」を覆す、モダンで新しい感覚に大きな衝撃を受けたといいます。

「魔法の窯」が生む神秘の色
株式会社サクセス・アイで使われているのは、先代が設計したオリジナルの炭焼き窯です。
ボイラー技師としての経験を活かして設計されたこの窯は、全国に約400機も導入されているこだわりの逸品。
この窯の最大の特徴は、900度から1000度という超高温で竹を焼くことができる点にあります。
この温度で焼かれた竹炭は、非常に硬く、プロが愛用する品質になり焼き上がりの瞬間には、稀にエメラルドグリーンのような神秘的な輝きを放つそうです。
この美しい色は、高温でしっかり焼き上げたときにしか現れない、作り手だけが見ることのできる特権。と新野さんは教えてくれました。
「竹を焼くこと」は「森を整えること」
新野さんたちの仕事は単に炭を作ることだけではありません。
「むやみやたらに竹を取るのではなく、環境を整えるための整備が私たちの仕事」と新野さんは語ります。
竹林を適切に整備して風通しを良くすることは、動物たちが過ごしやすい環境を作り、立派なタケノコを育てることにもつながります。
竹を早く「役に立つ形(竹炭)」に変えることで、山口の豊かな自然環境を守り続けているのです。
「竹」という身近な資源を通じて、環境と暮らしをより良くしようと奮闘する新野さん。
次回は、新野誠二さんが手がける「竹炭アート」や私たちが今日から始められるエコアクションについて伺います。

