「やまぐち昆虫楽会」の会長 角田正明さん 後編
毎週木曜日にお届けしている「コスモ アースコンシャス アクト 未来へのメッセージ in 山口」。
先週に引き続き、お話を伺ったのは「やまぐち昆虫楽会」会長の角田正明さん。
今回は、昆虫と自然の魅力、そして地球温暖化が昆虫たちに与える影響について伺いました。
角田さんは、「やまぐち昆虫学会」の活動を通して、“自然って本当に素晴らしい!”“きれいだな”“面白いな”など、自然の奥深さや相互のつながりを感じてもらいたいとのこと。
特に興味深かったのが『地球温暖化が昆虫たちに与える影響について』のお話。
ツマグロヒョウモンやナガサキアゲハといった南方系の昆虫が、以前は見られなかった地域で確認されるようになったそう。
一方で、高標高地に生息する昆虫は、生息できる場所が狭まり、絶滅の危機に瀕している種類もいるそうです。
南の国のチョウが山口にやってくる一方で、故郷を追われる昆虫もいる。
この現実を、私たちはもっと真剣に受け止めなければいけません。
角田さんは、
「この小さな命と自然を守るためにも『一人の100歩よりも100人の一歩』。ひとりひとりの小さなエコアクションが大きなウエーブを起こせるはず」とおっしゃっていました。
自然は私たちの宝物。
その宝物を未来に残せるよう、今日のお話をきっかけに、何かできることを始めてみませんか?