コスモアースコンシャス アクト 未来へのメッセージ in 山口(5/15OA)

「NPO法人うべ環境コミュニティー」の加藤泰生 理事長 前編

山口県で毎週木曜日にお届けしている「コスモ アースコンシャス アクト 未来へのメッセージ in 山口」。

今回は、宇部市を拠点に、地域に根差した多様な環境保全活動を展開されている「NPO法人うべ環境コミュニティー」の加藤泰生 理事長にお話を伺いました。

「NPO法人うべ環境コミュニティー」は、宇部市から環境学習・活動拠点である「銀天エコプラザ」の運営業務を受託しています。
「銀天エコプラザ」は、NPO法人うべ環境コミュニティーをはじめとする環境関連の3団体が活動拠点を置く施設。
ここでは、SDGs/ESDに関する講座やワークショップ、イベントなどを開催し、SDGsの17の目標達成と、それらを担う人材の育成を目指し、環境保全活動や環境情報の提供を行っています。

設立のきっかけは1996年。
当時の宇部市長の肝いりで発足した「うべ環境倶楽部」が前身です。
高度経済成長後に環境は改善傾向にあったものの、里山の乱開発や中小河川の汚染といった身近な問題が依然として存在していました。
そうした状況に対し、「自分たちの手で何かを変えたい」という強い思いを持ったボランティア精神溢れる仲間たちが集まったことが原動力となりました。

その後、より組織的な活動を目指し、2009年にNPO法人格を取得。
「NPO法人うべ環境コミュニティー」として新たなスタートを切ったそうです。

加藤理事長は、「地球と共生する豊かな暮らしを次世代につなぎたい」という思いを大切にして、持続可能な社会の実現を目指していると語ってくださいました。
そのために、環境学習や体験プログラムを通じて、環境保全の大切さを伝え、「自分ごと」として捉え行動する人を増やしたいと考えているそうです。

次回の放送では、「うべ環境コミュニティー」の具体的な活動内容など、さらに深くお話を伺います。