「屋代島さとうみネットワーク」の田中貞徳さん 前編
山口県で毎週木曜日にお届けしている「コスモ アースコンシャス アクト 未来へのメッセージ in 山口」。
今週のゲストは、山口県周防大島町で海の環境保全に取り組む、「屋代島さとうみネットワーク」の田中貞徳さん。
周防大島の正式名称である「屋代島」の美しい海を守る活動についてお話を伺いました。
屋代島(周防大島)は、かつて本土との行き来に連絡船が使われ、誰もが自然に海と触れ合っていました。
しかし大島大橋の開通や学校のプールの整備、そして漁業権の厳格化により、海との距離が徐々に開いてしまいました。
海に親しむ機会が減れば、海の環境への関心も薄れていきます。
「もう一度、海を感じてほしい。海を大切に思う心を育てたい。」
そんな想いから、田中さんは活動を始められたそうです。
主な活動の一つである「海洋環境学習」では、参加者が船で沖合に出て漂着・漂流ごみの現状を確認したり、海と山の繋がりを学ぶクルーズを実施。
特に力を入れているのは子どもたちへの海洋教育で、小学校でのアマモ再生や磯観察など、体験的な学びを通じて海の重要性を伝えています。
次回は「交流事業」や「海浜清掃」について、さらに詳しくお話を伺います。