コスモアースコンシャス アクト 未来へのメッセージ in 山口(7/10OA)

「マロニエの森の会」の斉藤 亘さん 前編

山口県で毎週木曜日にお届けしている「コスモ アースコンシャス アクト 未来へのメッセージ in 山口」。

今週のゲストは、山口市を拠点に「自分の水や空気は自分で作ろう。地球よ元気になれ」を合言葉に活動されている、「マロニエの森の会」代表の斉藤亘さんにお話を伺いました。

山口市宮野小学校近くの交差点にある大きな看板が印象的な「マロニエの森の会」。
斉藤さんたちが平成8年に2日間かけて設置したというこの看板は、会の存在を広く知ってもらうためのもの。
会の名前にもなっている「マロニエ」とは、ヨーロッパで街路樹として親しまれている「とちの木」のこと。
現在、マロニエの森の会の活動拠点である里山には、約200本のマロニエが植えられています。
中には今年初めて花をつけた木もあり、今後の成長が期待されます。

斉藤さんたちが活動する里山には、元々養鶏場だった広大な建物「森の夢」があります。
大家さんから管理を任されたこの場所を、会では「ホームグラウンド」として活用。
以前は子どもたちを呼んでキャンプを行うなどしていましたが、現在は会員の減少もあり、かつての賑わいを取り戻すことを目指しています。

「マロニエの森の会」は1996年に設立されました。
活動のきっかけは、斉藤さんたちが環境問題に取り組む中で、植樹をする場所が見つからなかったこと。
宮野の木戸山にある桜並木の周辺が管理されず、ゴミが散乱している状況を目の当たりにし、「ここを綺麗にするから貸してほしい」と交渉。
ゴミの撤去から始まり、現在は木の成長により自然の力で美しい森が形成されています。
設立当初は35名ほどだった会員も、一時は96名近くまで増加。
現在は40名ほどに減ってしまいましたが、最近では若い世代の加入もあり、新たな風が吹き込んでいます。

次回は、マロニエの森の会が活動を通して伝えたい思いや今後の展望について、さらに詳しくお話を伺います。