コスモアースコンシャス アクト 未来へのメッセージ in 山口(7/24OA)

「グリーンバード 下関チーム」の竹本梨乃さん 前編

山口県で毎週木曜日にお届けしている「コスモ アースコンシャス アクト 未来へのメッセージ in 山口」。

今週のゲストは、全国各地でゴミ拾いなどの環境問題に取り組む、NPO法人グリーンバード下関チームの代表、竹本梨乃さん。

グリーンバードは「綺麗な街は人の心も綺麗にする」をコンセプトに、2002年に東京・原宿表参道で始まったゴミ拾い団体です。
現在では全国に約70チームが活動しており、その特徴は、単なるゴミ拾いではなく、「かっこいい箒や手袋を使って、おしゃれに楽しくゴミ拾いをすること」。
ゴミ拾いをする姿を街の人に見てもらうことで、ポイ捨てはかっこ悪いと感じてもらうことを目指しています。
20年前の立ち上げ当初はゴミ拾いにネガティブなイメージがありましたが、それをポジティブな活動へと変えたのがグリーンバードの画期的なコンセプトでした。

竹本さんがグリーンバードに出会ったのは2018年、大学進学がきっかけでした。
大学の実習で北九州チームの運営に携わることになり、当初は乗り気でなかったゴミ拾いも、実際に活動するうちに楽しくなっていったと言います。最終的には北九州チームの学生リーダーとして、週に3,4回、北九州市内の様々な場所でゴミ拾いを行っていたそうです。

大学卒業後も、就職先や転勤先でゴミ拾いを続けていた竹本さん。
ゴミ拾いを通じて多くの友人や知り合いが増え、その出会いがかけがえのないものとなっていきました。
「会社以外にも友達が増えたり、そういう出会いが楽しくなっていった」と語る竹本さんは、この素晴らしい活動を地元下関でも始めたいという思いから、友人と共に今年の春、グリーンバード下関チームを発足させました。

発足から約4ヶ月ですが、特に印象に残っているのは、ご自身の友人の幼馴染が子どもと一緒にゴミ拾いに参加し「すごく楽しかった」と連絡をくれたことだそうです。
身近な人が活動に参加してくれることの喜びを語りました。

グリーンバード下関チームは、毎月2回(第2土曜日10時~、第4土曜日19時~)下関駅付近の豊前田と唐戸の2箇所で約1時間程度のゴミ拾いを行っています。
参加は手ぶらでOK。
必要な道具や備品は全て運営側で準備してくれます。

1回目には60人もの参加があり、それ以降も毎回30人から40人程度が活動に参加しているとのこと。
幅広い世代、職業、学生、親子連れなど、多様な人々がゴミ拾いを通じて交流し、活動の輪が広がっています。