「鳴き砂復活隊」について/阿武町役場まちづくり推進課 宇佐川大貴さん 後編
山口県で毎週木曜日にお届けしている「コスモ アースコンシャス アクト 未来へのメッセージ in 山口」。
前回に引き続き 山口県阿武町の美しい海岸、清ヶ浜の「鳴き砂」を復活させたボランティア団体「鳴き砂復活隊」について、阿武町役場まちづくり推進課の宇佐川大貴」さんにお話をお伺いしました。
鳴き砂が伝える自然の美しさと環境保全の重要性
鳴き砂復活隊は、鳴き砂の音を通して自然の美しさや大切さ、そして環境を守ることの重要性を伝えたいと考えています。一度失われたものが人々の努力で取り戻せることを、鳴き砂が証明しているのです。
宇川さんは、「小さな活動でも続けることで大きな変化を生み出せることを多くの人に実感してほしい」と語ります。
清ヶ浜は美しいだけでなく、環境変化のバロメーターでもあります。鳴き砂の音は、砂浜が健康な状態である証拠。
この活動を通して、私たち一人ひとりが地球環境とどう向き合っていくかを考えるきっかけになればと願っています。
今後の活動とエコアクションへのメッセージ
鳴き砂の音を維持するためには、ゴミが増え続ける現代において、活動を継続していくことが最も大切だと宇佐川さんは強調します。
最後に、何かエコアクションを起こしたいけれど何から始めたらいいかわからないという方へ、宇佐川さんから力強いメッセージが贈られました。
「鳴き砂の復活は決して簡単なことではありませんでしたが、諦めずに継続したからこそ成し遂げられました。
この経験からも、諦めないことと協力することの重要性を強く感じています。
皆さんも自分の身近な場所でできることから行動を起こしてみてください。
そしてもしよろしければ、ぜひ清ヶ浜に遊びに来て、鳴き砂の音を聞きながら環境について考えてみてほしいです。
その音はきっと皆さんの心にも響くはずです。」
この夏、ぜひ一度阿武町の清ヶ浜を訪れて、神秘の音を肌で感じてみてください。
そして、もしゴミを見かけたら、一つ持ち帰るだけでも、美しい環境を守るための大切なエコアクションになります。