『周南市環境館』 前編
●周南市環境生活部リサイクル推進課 藤中梨乃さん
●周南市環境生活部リサイクル推進課 貞明明子さん
山口県で毎週木曜日にお届けしている「コスモ アースコンシャス アクト 未来へのメッセージ in 山口」。
今週は、周南市臨海町にある ゴミの減量化・リサイクル意識を高めるための啓発施設「周南市環境館」について、周南市環境生活部リサイクル推進課の藤中梨乃さんと貞明明子さんにお話を伺いました。
リサイクルを楽しく学べる市民の拠点 「周南市環境館」
平成23年4月に開館したこの施設は、ゴミの最終処分や資源の有効活用といった地域課題の解決に向けた拠点として設立されました。
3R(リデュース、リユース、リサイクル)や環境について楽しく学び、実践につなげることを目的としています。
周南市環境館では、市民の皆さんが環境問題を「自分ごと」として捉えられるよう、様々な工夫がされています。
- 展示コーナー
ゴミの分別の仕組みやリサイクルの流れを模型やパネルで再現。 - 体験型イベント
お子さん向けの環境学習講座や廃材を利用した工作教室、ダンボールコンポスト作りなどを不定期開催。 - 無料譲渡コーナー
ゴミとして出された洋服や食器、絵本などを無料で市民に譲渡するリユースの場。市外の方も利用可能です。 - 工場見学
4階の見学コースから、施設の様子をガラス越しに見学できます。
驚きの「間違い分別」展示と正しい分別の重要性
館内には、間違って混入されたゴミの展示ブースがあります。
これは、資源化を難しくする「間違った分別」の現状を市民に知ってもらうための啓発です。
機械での分別後も、最後は人の手と目による選別が行われています。
藤中さん、貞明さんは
『分別には人の手も時間も、そして市民の税金も使われている。ご家庭から出す時の正しい分別が何より大切です』
と、訴えます。
実際に目の前で膨大なゴミの量や分別作業を見ることで、日々の意識が変わるかもしれませんね。
ぜひ一度足を運んでみてください。