『周南市環境館』 後編
●周南市環境生活部リサイクル推進課 藤中梨乃さん
●周南市環境生活部リサイクル推進課 貞明明子さん
前回に引き続き、周南市臨海町にあるゴミの減量化・リサイクル意識を高めるための啓発施設「周南市環境館」について、周南市環境生活部リサイクル推進課の藤中梨乃さんと貞明明子さんにお話を伺いました。
誰もが「楽しく」学べる体験型学習講座
環境館の学習講座は、お子さんから高齢の方まで幅広い世代が対象です。
ゴミの原料化や資源化の取り組みだけでなく、「不要品の活用」をテーマにした講座が特に人気を集めています。
- 身近な素材を活用
家庭の不要なロウソクで虫よけアロマワックスを作ったり、毛糸や木の実でリースを作ったりと、すぐに実践できる工夫が満載。 - 大人気!オリジナル楽器作り
家庭ゴミとして廃棄されることが多いギターの部品を活かし、親子でオリジナル楽器を手作りする講座は夏休みに大盛況となりました。
環境を遊びつくす一大イベント!「エコフェスタ」(11月30日開催予定)
エコフェスタでは、「見る・体験する・参加する」ことでリサイクルを学べる、楽しい企画が盛りだくさん!
会場では、整備されたリサイクル自転車の販売や、まだ使えるアイテムを必要な人に譲る譲渡品コーナーを設けます。
また、子どもたちに人気のゴミ収集車の同乗体験も実施。
さらに、生ゴミを堆肥に変える方法を学べるダンボールコンポスト作りなど、すぐに役立つミニ出前講座も開催されます。
中でも注目の企画は、ファミリー音楽グループによる廃材楽器での演奏会です。
参加者は、ワークショップで制作した廃材楽器(昨年は洗濯板を模したウォッシュボード)を利用して、演奏に一緒に加わることができます。
周南市環境館の活動を通して最も伝えたいのは、「一人ひとりの小さな行動が環境を守る大きな力になる」というメッセージです。
「捨てればゴミ、生かせば資源」という意識の定着を目指し、市民の皆さんの協力のおかげで集南市全体のゴミ排出量は年々減少傾向にあるとのこと。
「マイバッグやマイボトルを使うこと、ゴミの分別を丁寧にやってみること。小さな一歩が必ず大きな変化につながります。」
この秋は、周南市環境館の活動を通して、あなたも身近なエコアクションを見つけてみませんか。