高品質

下関国際の躍進に興奮冷めやらないワイン担当です。

 

 

ある醸造学の権威の言葉

「飲めばそのワインが高品質かどうかはすぐわかるのに

「高品質なワイン」とはどういうものかを定義するのは非常に難しい」

 

 

実際、「品質」に関する認識は人によって微妙に異なり、

多くの場合は、自分の好みを正当化するために

「高品質」という言葉を使うそうです。
 ※微妙な表現に思えてくる・・・

 

 

繊細な味わいが身上であったボルドーの1級格付け「シャトー・マルゴー」でさえ、

濃いワインが「高品質」と考えるワイン評価雑誌の影響もあってか、

「ヴァン・ド・プレス」を15%近くブレンドするらしい。

 

 

「ヴァン・ド・プレス」とは

発酵後のタンクに残る果皮や種子などの

固形物を圧搾して得られるワインです。

 

 

これは、濃い色合いで

タンニン分をしっかり含む反面、

ピーマンのような野菜の匂いがあり、

洗練さに欠けてしまうもの。

 

しかしながら醸造学の現在では

求められているワインがこの形、

ということなのでしょう。
 ※そんなものなのか・・・

 

 

「高品質」という言葉は、

「美人」というものと同じく

時代や環境によって変化するもののようです。
 ※深い言葉!!