料理に合わせやすい香り

1月13日の 「山口井筒屋 radio winery」 のキーワードは、

料理に合わせやすい香り

ソムリエ石田博さんが書かれた本の中に、
3つ星フレンチ・レストラン
「アラン・デュカス」の統括ソムリエ「ジュラ―ル・マルジョン」さんの話が出てきました。

このマルジョンさんが考えるワインの香りには、

「発散型」と「抑制型」があり、

発散型とは、グラスに鼻を近づけるだけではっきりと香りが感じ取れるもの。

抑制型とは、香りはあるのだがなんとなく深みがあり、
香りがグラスの底に沈んでいる感じのするもの。

ブドウの品種や醸造による違いから、この香りの違いも生まれるそうです。

良いブドウの房を選び、ゆっくり醸造したワインの香りは、
「抑制型」になるとのこと。

レストラン「アラン・デュカス」では、
この抑制型の香りのワインが、料理との緻密なハーモニーを生むそうです。