過激な表現

3月17日のキーワードは

「過激な表現」

 

ワインブームが巻き起きるきっかけに、
ワイン評論家の存在があります。

1980年代あたりから特に有名になったのが、
「ロバート・パーカー・Jr」
という弁護士をしていたアメリカ人です。

「神の舌を持つ男」と呼ばれ、
ワイン業界に、良くも悪くも、多大な影響を及ぼしました。
一切、広告を取らない「ワイン・アドヴォケイト」という雑誌を発行。
100点でワインを評価する方法も、彼が先駆けです。
点数で表されるので、非常にわかりやすく、
あっという間に、日本の酒屋でも「パーカー・ポイント何点」という言葉が躍りました。

「人生は、このワインを飲むほど長くない。68点」などと、表現も過激で、
「こんなこと書いて大丈夫か?」とこちらが心配するほどでした。
そんな彼も、2019年5月に引退。
彼の後を引き継いだチームが今も雑誌を作っています。

表現は柔らかめになり、点数も甘めになった気がします。
「パーカーの過激さ」が懐かしい、
今日この頃です。